家内がなくなるまで続けていたミクシィ(mixi)に代わって、私がフェイスブックに一日一枚を目標に写真と記事を投稿して家内への報告をしてきましたが、毎日相当な枚数の写真を撮るものの、そこに記録された映像と私がこれを撮りたいあるいは伝えたいと思ったものとが、かなり違うなぁとずっと思っていました。「パパって写真が下手ね」と家内が言っているのも聞こえます。
デジタル写真を「現像する」ことを知ったのはまだ2年ほど前です。時間のある時には少しコントラストを濃くしたり、暗い写真を明るくするぐらいのことはしていたのですが、フォトショップの機能やフィルタを使っているうちに、記録された映像が劇的に変化することもあることを実感しました。フォトショップによる画像編集の実例をいろいろ見ているうちに、撮影した現場で私が撮りたいと思っていたイメージに近いものを写真加工で引き出せることが分かったのです。それが現像ということでした。
アナログ写真の時代から、プロのカメラマンが自分で写真を現像する際に施していた操作が、今ではデジタルに処理できるようになっているばかりか、アナログでは得られないような効果を付加することも可能になっています。
ということを記録しておきたかったので、先日の白保の豊年祭で「みるくさま」の行列が登場する時に私がイメージした印象に近くなるように写真を現像してみました。私がこの場面で伝えたかったことは、夕方の西日を背中に受けて甲斐甲斐しくみるくさまに寄り添う二人の女の子の素朴な姿だったのです。撮った写真を家でモニタで見た時に、これは行列風景の説明写真であって、この女の子たちの息づかいのようなあの瞬間の私が受けた印象が全く伝わっていないことに愕然としたのです。
白保豊年祭2017(現像前) |
白保豊年祭2017(現像後) |
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