2017年3月4日土曜日
良くついてきてくれました
今日は、石垣こども未来大学の第2回目のワークショップを開催しました。
今日のテーマは、「文字をデザインする」ということで、カタカナフォントをみんなで作ってみました。こちらが与えたテンプレートを元に、そこにアレンジしてカタカナ48文字を新たにデザインし、そのフォントを使って自分の名前を書いてみるというのが一つ目の課題です。
これだけでも90分たっぷり時間がかかる内容なのですが、今日はさらに欲張って二つ目のカタカナデザインにも挑戦しました。それは、パズルなどで良く使う「タングラム」でカタカナを形作るというものです。日本では清少納言の知恵の板という遊びが当時流行っていたそうで、その知恵の板を折り紙に転写して、それを用いて自分の名前をデザインしました。
小学校1年生から高校1年生までの混成チームですが、お互いに助け合ったり、分け合ったりしてなんとか今日の作品は出来上がりました。カッターと定規でまっすぐ直線を切るのも怪しげな手つきの子もいましたが、今日の作業プロセスを通して、一つの問題に対していくつもの解があること、頭でなくて体で考えることが体感できたのではないかと思います。
それにしても、大学生とは違って、スライドの準備や教材の準備にもっと工夫がいることを痛感しました。しかし、大学院の授業でこれまでやってきたこととできるだけ同じ状態と内容で試みようとしているので、今日の結果を考察しながら取捨選択していこうと思います。
今回は設備が十分ではないので、全てアナログで試みましたが、本当はこれと同じことをデジタル環境でもやり、アニメーションなどの手法も加えながらダイナミックなフォントデザインもいずれ挑戦してみたいと思っています。
みんな、今日は長時間、良くついてきてくれました。ありがとう。
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