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2017年3月3日金曜日

ラブちゃんが還ってきました


3月1日の未明に石垣島の家で亡くなったゴールデンレトリバーのラブちゃんですが、その後のことを忘れないようにメモしておきます。

ホームページを事前に検索したら、ペット専用の葬祭場が石垣島には2社あったのですぐに連絡したら、1社は昨年からペットの取り扱いをしなくなり、もう1社はいくら電話しても応答がありません。石垣市のページを見るとペットは燃えるゴミと一緒のビニール袋に入れてクリーンセンターに持っていくとあります。あまりのことに仰天してその後ネットなどで島の方がどう対処されたのかを見ていると、自宅の庭などに埋葬しない場合で火葬したい時にはどうやら沖縄本島にあるペット葬祭場に航空貨物として送っていることがわかりました。

そのためには航空機に搭載するために伝染病などにかかっていないかを証明する医師の死亡診断書が必要で、遺体を梱包して石垣空港の貨物専用の窓口に持ち込む時に提示することになっていました。ラブちゃんのかかりつけの獣医さんにお電話すると、特に大型犬の場合にはそうされる方が多いとのことで、沖縄本島にあるペット葬祭の会社も教えていただきました。

先方と電話で打ち合わせ、なんとか当日の便に間に合うように準備を始めたのですが、ラブちゃんを収める箱が見つかりません。島のお友達が漁港の知人に掛け合ってくださり、なんとか大きなダンボール箱を確保していただいたのですが、何しろ市街地から野底の自宅までは車で30分以上かかることと、車での運搬に大変なので困ってもう一度家中を探したところ、なんと27インチスクリーンのiMacを輸送した時の梱包材がそのまま残っていたのに気づきました。ほぼぴったりのサイズで無理なくラブちゃんを収めることができ、そのまま診断書をいただきに動物病院に寄り、空港へ。

最後に東京で身体検査をした半年前には30kgあった体重が、一週間何も食べなかったために24kgまで痩せていました。なのによく我慢していました。

那覇空港には夕方遅くの到着で、先方の方が引き取ってくださいましたが、遅いので翌日の3月2日に火葬ということになり、ほぼ半日で冷めたところで遺骨をまた石垣島まで送り返してくださることになりました。家内もそうでしたが、希望で粉骨して世界の海に散骨を望んでそのようにしてあげたので、ラブちゃんも粉骨してあげようと思い、東京の粉骨業者に連絡を取り手順を確認して、沖縄のペット葬祭社に連絡したところ、なんと粉骨装置も常備していて料金以内で粉骨した後に梱包して返送してくださることになりました。

そして、今日3月3日ひな祭りに間に合うように夕方ゆうパックで還って来ました。これまで160フライト以上しているラブちゃんにとっての最後のフライトになりました。その後、ママと一緒に祭壇に安置して、他の子たちの夕ご飯と一緒にひなあられやお水をあげてお祝いしてあげました。機会をみてママの元に送ってあげようと思います。

これだけ人間とペットの関係が大切になっているのに、石垣島に専用のペット葬祭場がないことはとても残念です。署名活動が以前行われたようですが、市の政策には反映されなかったようです。ペットの数がこれだけ増え、人間との関わりが濃くなっている時代なので、いのちあるものの終わり方については、もっと真剣に考える時が来ているのではないでしょうか。

2017年2月18日土曜日

時間をおいてみる

「空間における人間の行動特性の研究」が、私の早稲田大学での半世紀の研究テーマでした。卒業論文で遊園地における観客の行動を追跡したのが最初のアプローチでした。当時の研究室のキャッチフレーズは「人間−空間系の研究」という名称でしたが、実は研究を始めた当初から「時間」も重要な要素でした。この3つの「間」を通して人間の暮らしや行動を見ていくことを念頭に研究を進めて来たわけですが、実は、この「時間」に必ず着目して調査分析をして来たことが、我々の研究グループの最大の特徴となっています。

人間の生活の履歴という比較的長いスパンもそうですが、ほんの少し前にどこにいたのかそしてちょっと先にはどこで何をしているのかを予測すること、それを科学的に説明できるようにして来た研究が、学会でも評価されて、その成果は群衆が集まる博覧会場の観客動線計画や不特定多数が集まる施設からの避難計画などに生かされてきました。

そのせいか、日常でも何かを観察したり、ものを判断するのに時間的な要素が気になります。日・月による変化や季節による特性の変化には特に興味があって、生き物の誕生から土に還るまでの全てのプロセスに関心があるのです。

今日は、その一つを発見して嬉しくなりました。前回、今年のお正月に家の近くで見つけたリュウキュウツチトリモチという、キノコのような寄生植物です。これまでもピンク色の可愛い丸い帽子のような姿は何度か見たことがあるのですが、これがこのあと一体どんな姿になるのだろうかにとても興味があったのですが、今回初めてその姿を見ることができました。例えば、雄花の花被は四枚で、成熟後に反り返るなどです。(写真右側が一ヶ月前の同じ場所で撮影)

物事は、ある一瞬の事象だけではなくて、時間をおいて見ることで、初めて全容がわかるというのは、この生き物の成長だけではなくて、社会現象の全てに言えることではないでしょうか?

2017年2月17日金曜日

循環


昨年の秋に、浜松の実家に生えていた杉苔?のようなものを持ち帰って、ガラス瓶に入れ密閉してそのまま放置しておいたのですが、当時与えた水分だけで、未だに緑色の新しい芽が出たり、ガラス瓶の内側には水滴がついていたりします。空気の入れ替えも水分補給もしないのに、この小さな宇宙の中で命がつながっているのかと思うとちょっと感激です。正月に一ヶ月ほど日光の当たらない室内に置いていたらかなり茶色く変色してしまったのですが、その後、日中は窓辺の太陽の当たるところに置いてみたら、見事に再生しました。水分と酸素と二酸化炭素がうまく循環しているのでしょうか?このガラスのシリンダーに入った「苔」の宇宙を空間デザインの中にうまく取り込めないものでしょうか?